API インフラストラクチャ: ESB と API ゲートウェイの比較
この電気書籍では、Kong の フィールド CTO (最高技術責任者) である ブラッド・ドライスデール (Brad Drysdale) が、ESB と API ゲートウェイの違い、そしてそれらの技術を組み合わせることで、企業が顧客に喜ばれる体験を提供するためにどのように役立つかについて説明します。
今日の企業にとって、顧客を大切にし、顧客に喜ばれる体験を提供するためには全社レベルでの取り組みが必要です。2021年 6月に Forrester Research 社が公表したレポートによると、これを実現できている企業の売上成長率は、そうでない企業に比べて 2.5 倍、顧客維持率は 2.2 倍となっています。
しかし、顧客中心のシステムを導入するには、組織のあらゆるリソースを総和以上に活用する必要があります。素晴らしいエクスペリエンスを提供する上で重要な役割を果たすコネクティビティは、最新の IT インフラにおける主要な部分となります。かつて、エンタープライズ サービス バス (ESB) は、サービス指向アーキテクチャ (SOA) 接続のための主要なプロバイダーでした。
いまや、時代は変わりつつあります。組織は分散化を進め、モノリスをマイクロサービスに置き換え、組織全体で単一の技術スタックを使用するという考えを捨て、多様な言語、プラットフォーム、ソリューションを備える動きが進んでいます。また、サイロ化されたデータを解放し、レガシー アプリケーションをモダナイズするために API を活用しています。さらに、企業はサービスやアプリケーションをクラウドに移行しています。
こうした中、「コネクテッド カスタマー エクスペリエンス」を提供するためのコネクティビティは、以前にも増して重要視されています。コネクティビティにおける最新のソリューションである API ゲートウェイを利用することにより、作業負担が軽減でき、今日の企業が必要とするイノベーションの推進と効率化が可能となります。
この電子書籍では、以下の内容について説明しています。
・コネクティビティがもたらす感動的なエクスペリエンスとは
・ESB とそのメリット、デメリットについて
・API ゲートウェイとその利点について
・API ゲートウェイと ESB の比較
・モダン エンタープライズにおける ESB と API ゲートウェイの併用効果